
個別面談
年に2回実施している保護者との個別面談が先日終了した。私たち指導教師にとって2週間にわたる面談は相当な負担となるが、大切な行事のひとつでもある。
子供達が教室では決して見せない日常や保護者の悩みを知ることは学習指導のみならず普段接する際にも非常に参考になる。
私、『最近、集中力がなくテストの結果も良くないんですが、なにか変わった点はありませんか。』
母、『それがねぇ、先生。一ヶ月前に好きな男の子にフラれちゃったんですよ。直接、おまえのことは何とも思ってないって。
オクテな子だとばっかり思ってたんですけど・・・。だからでしょう。』
私、『お母さん、よく知ってますねー。』
奥手という今や死語となった言葉にはびっくりしたが、娘の日常をかくもしっかりと把握しているこの家庭の親子関係にすばらしいものを感じた。
母、『いゃー。実は娘の日記にそう書いてあったんです。絶対に内緒ですよ。』
二度、びっくりした。しかし、子供を気遣う母親の心情はよく理解できる。
たわいないやり取りだが、これにより母親と子供との微妙な関係を知ることが出来るし、この生徒を絶対に叱ってはいけない、時間が必要なのだと知ることもできた。
叱ることで大きな反発を惹起することが避けられたのである。(注:これは今回の面談の内容ではありません。)
電話のやり取りでは決して聞くことは出来なかったでしょう。
直接、面と向かって話し合うことでお互いに分かり合えるし、電話でも話しやすくなります。
家庭で一人、悩みを抱え込む多くの母親にとっての相談の窓口であっても良いと考えます。
面談で、教室で、涙を流される母親が何人か必ずいます。
私たちはその姿を絶対に忘れませんし、力になりたいと心から思っています。
しかし、残念ながら福山では面談にはなかなか出席してもらえません。参加率は毎回4〜6割でしょうか。
受験学年でさえ出席いただけない家庭が例年複数あります。
中学3年間を一度も顔を合わせることもなく、終わってしまったケースもありました。
電話すると、忙しい、相談することはない、との返事。
余程、信頼がないのかと落ち込んでいると、兄弟生が新中1として入室してくる。
6年たちましたが、まだ、お会いしたことがありません。
保護者のみなさん、お忙しいでしょうが、面談にはどうかお出かけ下さい。
そして、ご自身の目で指導教師をしっかりと確かめて下さい。
そして、問題点を聞き出し、遠慮なく注文を付けて下さい。
雑談に終始しても、無駄にはなりません。
ただし、子供の日記を見たことはどうか伏せて下さい。
秘密を隠し通すことはとてもつらいので・・・。
(98/12/15)
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